治験で入院する時、どんな食事が出るか気になりませんか?
私は人よりも食べ物の好き嫌いが激しいので、食事の内容が1番心配でした笑

苦手な食べ物が出たらどうしよう…
どんなメニューが出るのか、量はどのくらいなのか、食事は残してもいいのかなど、治験に参加してみないと分からないことって多いですよね。
今回はそんな気になる治験中の食事について、私の実際の経験をもとに詳しく紹介していきます!
治験中の食事はどんなものが出る?
入院中の食事は施設側が提供してくれます。
治験の試験ごとに異なりますが、カロリーや栄養を考えたバランスの良い食事が出されますよ。
主食・主菜・副菜・汁物といった、日本の基本的な献立メニューです。
食堂で出る定食のようなイメージでしょうか。
あとはたまにデザートが出る時もありましたね。
私は過去に何度か入院したことがあるのですが、その時に出た病院食は質素であまりおいしくなったんですよね。
でも治験の食事は病院食ではないので普通においしかったです!
味付けも薄すぎず濃すぎずでちょうど良かったし、私が普段てきとうに作っている食事に比べたら、かなり手が込んでいて種類も豊富でした。
実際に出た食事のメニュー例
私が治験中に実際に食べたことがある食事のメニューはこんな感じです。
朝食の例
- 食パン+ジャム
- 卵焼き
- サラダ
- オレンジジュース
朝食らしいメニューですね。
朝食は昼食や夕食に比べると少なめに設定されている印象でした。
普段から朝ごはんはあまり食べないという人も結構いますしね。
逆に朝からガッツリ食べるという人には少し物足りないかもしれません。
ただ、治験期間中はベッドの上で過ごす時間が大半で動くこともまずないので、そんなにお腹が空くといったことは私はなかったです。
昼食の例
- 白いご飯
- 魚の蒸し焼き
- キャベツのサラダ
- みそ汁
肉もしくは魚のメイン料理1品に、ご飯・汁物・サラダというのが基本のスタイルです。
メイン料理の肉や魚には必ず野菜が添えられていてました。
全体的に野菜多めで、ちゃんと栄養バランスが考えられている感じですね。
あと、汁物の中身が毎回違っていてバラエティに富んでいました。
夕食の例
- 白いご飯
- 豚肉のみそ焼き
- カボチャのサラダ
- お吸い物
夜ごはんはお昼ごはんと同じボリューム感です。
お昼ごはんのあと、夜ごはんの時間まで基本的に何もすることがなくて動かないので、お腹はあまり空いていない状態で食べることになっていましたが、とはいえ食べ切れる量でした。
ちなみに他にはカレーライスが出たこともありましたよ。
その時の献立は、
- カレーライス
- レタスのサラダ
- ヨーグルト
といった感じです。
たまに一品物も出るんですね。
食事の時間帯や量は決められている
入院中は毎日タイムスケジュールがあって、食事の時間帯も決められています。
あとは食事の量も決まっています。
ご飯の量はお茶碗1杯分くらいだったので、人によってはちょっと少ないと感じるかもしれません。
ただ私は、お店の定食で出てくるご飯の量だといつもちょっと多いなと感じていたので、それに比べるとちょうどよく感じました。
女性用にちょうどいい量にしてくれているみたいですね。
私以外の女性の治験参加者たちもみんな、全部ペロリと食べているようでした。
一方で、男性の食事は女性よりも量が少し多めになっていましたよ。
そりゃ男性の方が食べますもんね。
あと、ご飯を大盛りにしたい人は食べる前に言えば大盛りにしてもらえました。
これは治験によると思うので、中にはご飯の大盛りNGな治験もあるかもしれません。
基本的に、治験はみんな同じ条件下で行わないとデータの正確性に影響が出てしまいます。
そのため食事の量は決められていますし、当然ですが食べ物や飲み物の持ち込みなども禁止されています。
もし仮に、出された食事の他にお菓子を食べまくってコレステロールや中性脂肪がガッと上がった場合、それは治験薬の影響なのかどうかが分からなくなってしまいますからね。
毎日お菓子を食べるのが日課になっている私にとっては、間食できないのは地味に辛かったです。
苦手な食べ物・嫌いな食べ物が出た時は残せるの?
出された食事は残さずにすべて食べるのが原則です。
注意事項としてそう案内されます。
治験は食事の量や内容も含めて計画が立てられているので、それをしっかり守らなければいけません。
先ほども書きましたが、治験はみんな同じ条件下で行う必要があるからです。
ただ気分が良くなかったり食欲がなかったりで、やむを得ず残す場合はスタッフさんに声を掛ければ大丈夫。
あとはどうしても嫌いで食べれないものがある場合も相談してみましょう。
私はある食事で汁物に入っていた野菜がどうしても食べれなかったので、スタッフさんに「残してもいいですか?」と聞いたんですが、笑顔で「はい(にっこり)。」と何の躊躇もなく言われました。
少しくらいなら、嫌いだからという理由で残しても大丈夫そうです。
私ではなく他の参加者さんが食パンの耳の部分だけをしれっと残していたのも見ましたし…
ただやっぱり何でもかんでも残すというのはできません。
別の日の食事で、私の嫌いなものがこれでもかという感じで出てしまった時がありました。
主菜・副菜・汁物のすべてに私の嫌いなものが入っていて、見た瞬間「うわっ…」と思ったのですが、さすがにそれらを全部残すのはまずいと思い、頑張ってなるべく食べました。
まぁ食べたというか、なるべく舌に当たらないように歯の上だけに乗せて噛み、細かくなっとところで水や汁物と一緒に飲み込むという作戦でしたけどね。
そんな自分との戦いの末、「これだけは無理!」というものは最終的に残させてもらいました…。
私にとってはこの時の食事が治験全体でみても1番辛かったですね〜。
でも思っていたよりは厳しくなかったので、それは本当に良かったです。
まとめ
人以上に食べられないものが多い私でも、なんとか無事に治験生活を終えることができました!
治験中の食事に関しては、たいていの人はそんなに心配することはないかなと思います。
量も普通だったので、よっぽど食が細いっていう場合じゃない限り、多すぎて食べきれないということもないです。
治験中の食事について、参考になったら幸いです!