先日、33歳にして初めて親知らずの抜歯を経験してきました。
しかも4本同時に!
まさか入院して全身麻酔で手術するとは夢にも思っていなかったので、かなり貴重な経験でした。
せっかくなので、記録としてそのときの体験談を残します。
全身麻酔での親知らず抜歯は分からないことだらけで不安だと思うので、この体験談が少しでも参考になって手術前の心の準備のお手伝いができたら幸いです!
親知らずが横向きに生えていた
近所の歯医者に行って親知らずを見てもらったとき、『これはうちでは抜けないから口腔外科紹介するね〜!』と言われました。
私の親知らずは上2本と左下の3本はまっすぐ生えていたんですが、右下だけ横向きに生えていました。
これが実際のレントゲン画像です。
ほぼ埋伏していますが、ちょっとだけ親知らずの側面が出ている状態ですね。
こういう横向きの親知らずは歯茎を切開して骨も削る必要があるので、抜歯するのはそれなりに大変なようでした。
紹介してもらった総合病院の口腔外科の予約を取り、先生に診てもらったところ、反対側の下の歯も歯茎がちょっとかぶさっていて将来的に問題を起こす可能性もあるから抜いた方がいいと言われました。
そこで先生からおすすめされたのが、全身麻酔での4本同時抜歯。
4本いっきに全部抜くなんて…、しかも全身麻酔で入院してやるなんて…!
まったく想定していなかったのでかなりびっくりしましたが、もうこの際さっさと抜いて終わらせてしまおうと思い、4本同時に抜歯してもらうことを決めました。
入院して全身麻酔で抜歯した体験談
私の親知らずの抜歯状況について、要点をまとめるとこんな感じです。
- 4本同時抜歯
- 4本のうち右下1本が横向き
- 2泊3日の入院
- 手術中は全身麻酔(※局所麻酔もする)
入院1日目(手術前日)
14:00入院手続き
受付で入院手続きをしたのち病棟に案内されました。
看護師さんにいろいろと説明を受け、この日は特に何もなかったので暇でした。
手術までの流れをさらっと説明してもらいましたが、ちょっと心配していた尿道カテーテルはしないとのことだったので安心しました。
18:00夕飯
この食事以降は禁食になるのでこれが最後の晩餐だったのですが、正直おいしくなかったです…
相当残してしまいました。
入院2日目(手術当日)
6:00〜起床
病院の朝は早い…。体温と血圧を計ったくらいで特にすることもないのでベッドに横になってました。
7:00〜水分禁止
手術は13:30〜の予定でしたが、朝の7:00から水分摂取も禁止に。
結構早い時間からだったので、結局朝起きてからずっと水分を摂ることができず、水すら飲めないのは地味にきつかったです…
9:20点滴開始
水は飲めないし食事もできないので点滴で水分や栄養を補給。
点滴の管は手の甲に入れられました。
手の甲だと手が使いにくいんですよね…力を入れると痛いし。
できれば腕に入れてほしかったですが、女性の血管はやっぱり見えにくかったみたいです。
13:00前手術着に着替える
手術30分前には準備万端にしておくため、13:00前には手術着に着替えることになりました。
上半身はすべて脱いで手術着だけを着ます。
そして下半身ですが、この『T字帯』ってなんだか知ってますか?
いわゆるふんどしです!
手術中は下着の代わりにこのT字帯を付けるんだそうで、私は今回の手術でその事実とT字帯の存在を知りました。
女でもふんどしって・・・と思いつつも付けるしかありません。
ちなみにトイレはこれに着替える前に済ませておきます。
13:20部屋で待機
もともとは13:30にオペ室入室の予定でしたが、ちょっとスケジュールが押してるとのことで13:45入室になると伝えられました。
『そろそろかぁ…』と変にソワソワ。
13:45手術室入室
ついに手術室へ。ベッドに横になり機材やら酸素マスクやらいろいろ付けられました。
『いよいよ始まるのかぁ』と少しドキドキ。
そして麻酔科の先生が『では今から全身麻酔の薬を入れていきますね。刺激のあるものなのでちょっと痛いかもしれません。』みたいなことを言っていて、点滴の管から麻酔が入ってきました。
『う、結構痛い…!』
ちょっと顔を歪めるくらいの痛みが手の甲や腕に走りました。
『全身麻酔ってこんな感じなんだ、痛いんだけど…。』
そう思っているうちに、いつの間にか意識がなくなっていました。
15:00頃?抜歯手術終了
目が覚めたときはまだ手術台の上でした。全身麻酔を投薬されたのがついさっきのことのようです。
『あれ、もう終わったのかな?』という感じで、このときはまだ口の中になんの違和感もなかったので、『本当に歯抜いたの??』って思いました。
まだ麻酔が効いていたので記憶があんまりないですが、私の状態を見て看護師さん同士で『まだ眠そうだよ。』と会話していたのが聞こえたことだけは覚えています。
そしてストレッチャー(担架)で病棟へ。
運んでもらっていたときは多分まだウトウトしていた気がします。
15:10頃?〜苦痛との戦い
本当の戦いは病室のベッドに戻ってからでした。
鼻がつまっていて、まったく鼻呼吸ができない!しかも鼻血も出てる!!
あとは鼻から喉に鼻水なのか鼻血なのか分からないドロッとしたのが常に流れてきて、痰が絡んでいるように喉にへばりついていました。
この状況が本当に地獄で1番辛かった…
看護師さんがBOXティッシュをくれたので、とにかく絡んだ痰をティッシュに出そうと試みても全然出せないし、飲み込もうにもまだ麻酔が効いてるのか飲み込むこともできなくて、とにかく口呼吸がしづらくて苦しかったです。
抜歯したところからの出血もあるので、この術後1〜2時間はティッシュに血まじりの唾液を吐き出したり鼻血をぬぐったりをひたすら繰り返していました。
このときはまだ結構血が出ていましたね。
なぜ鼻血が出ていたかというと、原因は鼻から入れた気管チューブです。
鼻もしくは口から入れて、喉を通して気管の中に挿入する管のこと。
全身麻酔中は呼吸をしなくなって人工呼吸が必要になるので、この気管チューブから酸素を送ってもらいます。
私はもともと極度の鼻づまりで、この管を鼻から通すときになかなか通らなくて結構出血してしまったということを看護師さんから教えてもらいました。
全身麻酔が効いたあとに気管チューブを入れることはあらかじめ説明を受けていたので、私自身もちゃんと通るかなと懸念していたのですが…やっぱり鼻の中が狭くて通すのが大変だったみたいです。
まさか鼻づまりのせいで術後こんなに辛いことになるとは思ってませんでした…
17:00頃少しだけマシになる
体感ですが、手術から2時間経ったくらいでやっと少しだけ鼻が通るようになりました。
それでもまだほとんど鼻がつまっている状態で鼻呼吸ができるレベルではなかったですが、完全にふさがってるよりはマシになったと思います。
相変わらず鼻と口から血は出てくるけど、抜歯直後の1時間に比べるとだいぶ出血は治まってきたように感じました。
ただその一方で、今度は喉が痛くなってきました。風邪を引いたときのような、つばをゴクッと飲み込んだときに感じる喉の痛みです。
この喉の痛みは全身麻酔後によくあるものらしく、普通は数日で良くなるとのことでしたが、これがまたかなり痛いんです…
あと地味にストレスだったのが体にいろいろ付けられていたコード類。
左手には点滴の管、右指には酸素濃度を計る機械、胸には心電図か何かのパットが複数、あとは口と鼻を覆う酸素マスク。
とにかく身動きが取りづらかったです。
17:30頃先生が見に来てくれる
夕食前くらいのタイミングで先生が様子を見にベッドまで来てくれました。
そこで先生からも手術時の状況を説明してくれて、やっぱり気管チューブを鼻から入れるときになかなか入らなくて、鼻から結構出血してしまったこと、それで今鼻がつまったり鼻水が喉に流れてきたりしていることなどを説明してもらいました。
チューブが鼻にスッと入っていればここまで苦しむことはなかったんだと思うと…自分の鼻づまりを憎みますね、本当に。
追記ちなみに現在は鼻づまりを改善させるための手術をしたので鼻の通りが良くなりました!
18:00夕食
夕食はまったく食べられる状況じゃありませんでした。
目の前に用意してもらったものの、看護師さんに『食べられる?』と聞かれて『食べれないです…』と答えたので速攻片付けられました。
とにかくまだ辛かったのでひたすらベッドで休み続けます。
19:30術後初めてスマホを触る
術後ずっとベッドで苦痛と戦っていましたが、ここにきてやっとスマホの画面を見る余裕が出てきました。
といってもまだ辛かったので、ホーム画面で時計を見るくらいしかできず、テキストを打ったりといった負荷のかかる動作はできませんでした。
21:00就寝時間
やっと酸素マスクを外せたときです。
個人的には酸素マスクを付けているのが結構わずらわしかったので、やっと外せて解放された気分になりました。
鼻づまりも少し良くなってきて鼻呼吸ができるようになってきたときですね。
24:00だいぶ落ち着いてきた
この頃にはもうだいぶ回復してきて、普通の状態に近づいていました。
口から血を出す頻度もかなり少なくなってきて、気分的にもやっと楽になったと思えましたね。
入院3日目・抜歯後1日目(退院予定日)
抜歯手術から一夜明けて体調はすっかり回復。
そして腫れはどんな感じか鏡を見てみると…意外とほっぺはそんなに腫れていませんでした。
腫れると見た目も悪くなるし、普通は腫れないでほしいと思う人が多いと思いますが、私はせっかくならパンパンに腫れた方が絵になるというかネタになりそうと思っていたので、それはちょっと期待はずれでした(笑)。
ただ唇が少し腫れて変形していたので、それが気になりました。
なんか口?上唇?がひん曲がっていますよね。
あとは抜歯したところの周辺の歯茎はやっぱり腫れている感じがして、かなり違和感がありました。
7:45朝食
物を口にするのは1日以上ぶりなので、まずはお茶を飲んでみようと思って少し口に含みました。
そしてそれを普通にゴクンッと飲もうとしたのですが、なぜか飲み込むことができなかったんです!
いつもは当たり前のようにやっている飲み込むって動作が全然できなくて、むせそうになるし苦しくなって焦りました。
まさかの問題発生です。
とりあえず落ち着いてからもう1回トライしてみたのですが、やっぱり同じように飲み込めません。
『あ、これは無理だ…』と思って食べることをあきらめ、様子を見に来てくれた看護師さんに事情を話すと、このあと診察あるから先生に話してみてと言われたので先生に相談することになりました。
9:15診察
呼ばれたので口腔外科に行って先生に診てもらいました。
抜歯したところは問題ないみたいで、『腫れもそんなになかったね』とも言われました。
腫れなくてつまらん〜と内心思いましたが(笑)、先生の腕が良かったってことですね。
前に紹介状を書いてくれた歯医者の先生が『上手な先生だよ。』と言っていたので、やっぱり上手だったんだと思います!
そして問題の飲み込みができないことについて。
朝食でお茶すら飲めなかったことを伝えると、『ちょっと水飲んでみて』と言われたので先生の前で水を飲んでみたのですが、ここでもやっぱり飲み込むことができませんでした。
『うっ、おぇっ』ってなったので、先生も『ちょっと水も食べ物も飲み込めないってことは栄養が摂れないから…、月曜日あたりまで入院しましょうか。』と、まさかの入院延長…!
『え!?退院できないの…!?』と思ったけど、実際水すら飲めないのは私自身もかなり不安だったので、様子を見てもらえることには少し安心しました。
『耳鼻科の先生に喉を診てもらいましょう。』ってことになり、耳鼻科の診察が入りました。
他の科でも診てもらえるのはさすが総合病院ですね。
10:50病室で耳鼻科の診察待ち
体温と血圧は1日に何度か計るんですが、このとき熱が37.7度まで上がって、今回の入院中で1番高くなったときでした。
ちょっと頭がボーっとする感じはしたけど、熱があるからといって特に体調は悪くなかったです。
ただこのときは痛み止めを投薬していなかったので、抜歯したところがちょっとジンジン痛くなってきていて、口の中はまだ少し血の味がする感じがありました。
あと喉は相変わらず痛かったです。
11:40耳鼻科の診察
呼ばれたので耳鼻科へ向かいます。
あらかじめ話は先生に伝わっていましたが、私からも事情を説明。
先端にカメラが付いた細い管を鼻から入れて、鼻の中から喉までを診てもらうことになりました。
診察の結果、特に傷は付いていないし問題ないとのこと。
うーん、問題ないのはいいけど、でも実際飲み込めないっていう事実があって、その原因が分からないしどうすれば治るのかも分からなかったので、正直もやもやが残りました。
鼻に管を入れたのでまた少し鼻から出血が…。たいしたことなかったですが。
12:00〜ベッドでひたすら休む
昼食を出されたけど、やっぱりまだ飲み込める気がしなかったので一切手を付けませんでした。
お腹は当然空いているし、食慾がないわけじゃないのに…結構辛かったですね。
ということで、結局口から水分も栄養も摂れずにいたのでまた点滴をすることに。
水分と栄養と抗生剤と痛み止めを入れてもらいました。
今度は腕に点滴の管を入れてもらえたので身動きが取りやすかったです。
そしてこの日は結局ずっとベッドでおとなしくしていました。
耳鼻科で鼻に管を入れたせいか、鼻水が喉にずっと落ちてきて痰が絡んだ状態が続き、それがとにかくストレスでした。
あとは変に意識してしまって唾液がどんどん出てきて、でも飲み込むことができないから洗面所で何度も吐き出すっていう…
喉も痛いし抜歯したところも少し痛いしで、この日はかなりストレスの溜まる1日でした。
なるべく眠って気を紛らわしていました。
入院4日目・抜歯後2日目
朝に体温を計ったら熱は36.9度まで下がってきていました。
まだ微熱がありましたが、気分は平熱のときと全然変わらなかったです。
そして腫れるといわれる抜歯後2日目、鏡を見てみましたがやっぱりたいして腫れていませんでした。
よく見ると少し腫れてるかな程度ですね。ちなみにひん曲がっていた唇はだいぶ治まっています。
あと、喉の痛みはまだ少し残っていましたが、前日よりはマシになりました。
7:50朝食
1日ぶりに再度食事にトライ。
さすがにこれ以上入院したくなかったし、いい加減食べさせてくれと思ってお茶を飲んでみたところ…、ついにちょっとずつですが飲み込むことができるようになりました!
やっと食べれそうだと思えた瞬間です。
それでもたまにうまく飲み込めなくて苦しくなっちゃうときがありましたが、超ゆっくり少量ずつなら飲み込めるようになりました。
1時間かけて食べ、半分くらいは食べることができました。
おいしいご飯を口から食べられる幸せ…!
普段当たり前のように食事していることのありがたさを感じざるを得ませんでしたね。
ひとまず安心しました。
12:00昼食
お昼もたまにうまく飲み込めないときはありつつも、時間をかけて食べられるだけ食べました。
18:00夕食
夕食も同様に、ゆっくりですが食べることができました。
そして夜には熱は36.5度まで下がり、平熱に戻っていました。
入院5日目・抜歯後3日目(退院日)
朝起きて、もしかしたら今度こそハムスターになってるかもと少し期待してたのですが(笑)、やっぱり昨日同様そんなに腫れていませんでした。
でも抜歯後1番腫れている感じはありました。
画像で比べてみても、輪郭が少し丸くなっているのが分かると思います。
ただ、術後3日目でこのくらいならもうこれ以上腫れることはないな…とさすがに察しました(笑)。
腫れの程度はやっぱり個人差があるようです。
9:40頃診察
再度先生の診察がありました。
口を大きく開けるようになっていたので、先生にも『口開くようになったね』と言われ、抜歯したところも問題ありませんでした。
問題の飲み込みに関しても、昨日から食べたり飲んだりできるようになったことを伝えて、『耳鼻科の先生も喉の動きは問題ないっていうことだったから大丈夫だろう』ということになり、やっと退院できることになりました。
10:00退院の準備
病室に戻り、さっそく荷物をまとめて帰る準備をします。
最後、ナースステーションに寄ったときに『歯、いりますか?』と、抜歯した歯を入れたケースを出されました。
病院側で処分することもできるとのことでしたが、せっかくなので記念にもらうことに。
横向きに生えていた歯は原型をとどめてないですが、他の3本はきれいに抜いてもらえていました。
これがこの前まで口の中に生えていたんだよなぁって思うと、何というか不思議な感覚になりますね。
11:00退院
お世話になった病棟をあとにし、窓口で会計をしてついに退院です。
2泊3日の予定が4泊5日の入院になって予想外なこともありましたが、無事終わってホントに良かった!
抜歯後4〜5日目
抜歯したところはまだ鈍い痛みが続いていました。
処方してもらった痛み止めの薬を飲めば多少軽減するのですが、まったく痛みがないという状態まではならなかったです。
我慢できないほどの痛さではないですが、結構ジワジワくるので私はかなり気になりました。
部屋で『あ〜痛い〜〜。』と独り言を言っちゃうくらいですね(笑)。
あとは切開した部分からたまに血の味がすることもあって、歯茎もまだ腫れている感じがしました。
食事は病院食のようにおかゆや豆腐などの柔らかいものを少しずつ食べていました。
抜歯後6〜7日目
まだ若干の痛みはあるのですが、痛み止めを飲まなくてもまぁいいかなくらいのレベルまで治まってきました。
口の中の違和感はまだある感じです。
これまでお粥やヨーグルト、豆腐ばかりで飽きてきたので、さすがに他のも食べたいと思うようになってきたときでした。
柔らかいパンを試しに食べてみたら、時間はかかるけど食べることができました。
抜歯後8日目・抜糸日
術後1週間が経ち、ついに抜糸の日です。
抜糸は想像以上にあっという間で、おそらく数分で終わりました。
感覚としては、ハサミか何かで糸を何ヶ所か切ってスッっと抜いていった感じですね!
痛みはなかったし、終わったあとに口をゆすいだときも出血は特にしていませんでした。
抜歯後9〜12日目頃
この頃には痛みはもうほとんどなかったです。
食事のときも、抜歯した跡をあまり気にせずに食べることができるようになってきました。
コシのある讃岐うどんも食べれるようになったし、徐々に食べられる種類が増えてきたときですね。
抜歯後2週間〜
抜歯したところの穴は当然まだ空いていますが、もう痛みはなくて違和感もほとんどなくなりました。
親知らずのない口内環境に慣れてきたんだとも思います。
食事もさすがに固い食べ物は避けるようにしていますが、ほとんどのものは気にせず普通に奥歯で噛んで食べられるようになりました。
食べたあとに抜歯したところの穴に食べたものが詰まってしまってそれは不快なんですが、シリンジを使ってすすぐとすっきり取れるので気にならなくなりました。
これは間違いなく親知らず抜歯した人の必需品です!!
穴はすぐには塞がらないし、歯茎が完全に再生するまで半年くらいはかかるみたいなので、それまでの穴の洗浄に大活躍してもらってます!
費用
初診から術後の抜糸まで、今回の親知らず抜歯にかかった費用をすべて足すと99,584円でした。
(※3割負担での金額です。)
初診
2,060円
紹介状を持って初めて口腔外科を受診したときです。
レントゲン撮影と、先生に口の中を診てもらって抜歯方法などについて話をしてもらいました。
術前検査
4,540円
全身麻酔で手術をする際は事前にいろいろと検査をする必要があります。
検査内容はだいたいこんな感じでした。
- 身長・体重・血圧測定
- 血液検査
- 尿検査
- 心電図
- 肺活量測定
健康診断のときにやるような内容ですね、肺活量測定は初めてでしたが。
入院・手術
92,064円 … 86,304円(保険適用分)+ 5,760円(食事療養費)
入院が予定より2日長引いてしまったので、その分が少し高くなってしまったのが悔やまれます…
ちなみに食事は9食分です。
また、これとは別に耳鼻科で診てもらったときの費用が2,660円かかりました。
この耳鼻科の分は外来での診察だったので別精算になっています。
私がかかった病院はクレジットカードOKだったので、高い医療費をカード払いしてポイントをゲットすることができたのでそれは良かったです!
抜糸
920円
手術の1週間後に抜糸してもらったときの費用です。
まとめ:親知らずを4本同時に抜くのは辛い?
いざ親知らずを全身麻酔で4本同時に抜いてみた正直な感想は、かなり辛かった(泣)です。
でも辛かった原因を考えるとそれは抜歯した部分が痛かったからとかではなくて、全身麻酔で鼻から入れた気管チューブによって術後鼻がつまったり痰が絡んだりして苦しかったからなんですよね。
もし私が鼻づまりじゃなかったら、術後ここまで辛くなかったと思います。
なので歯を4本一気に抜いたから辛いということはまったくなかったです。
それに抜歯中は全身麻酔で眠っているので歯を抜かれるときの恐怖はまったくありません。
それを考えれば4本同時に抜いてしまうのは手っ取り早いし嫌なことを1度に済ませられるのでいいんじゃないかなと思います!
抜歯後は2週間くらい奥歯で噛むことができない不便さはありますが、それでも私が想像していたより普通に食事することができましたし、これでもう歯を抜かなくていいんだと思うととっても気が楽ですよ。
親知らずがなくなって奥の方の歯磨きもしやすくなったし、親知らずを抜こうか迷っているなら早めに抜いてもらうのがおすすめです!