ペーパードライバー歴15年の私ですが、
やっぱり運転できるようになりたい!
と思い、先日からペーパードライバー脱出を試みています。
まず最初は教習所でペーパードライバー講習を受けていたのですが、慣れてきたので今度はさらに実用的な練習をするため、出張ペーパードライバー講習を受けることにしました。
ちなみに教習所のペーパードライバー講習については以下のページをご覧ください。↓
ここでは体験談として紹介していきますので、「出張型のペーパードライバー講習ってどんな感じ?」と気になっている人の参考になれば幸いです。
出張ペーパードライバー講習の特徴
「出張」ペーパードライバー講習は、自宅など、こちらが指定した場所までインストラクターさんが教習車で迎えに来てくれて、その周辺でレッスンが受けられるのが大きな特徴です。
- マイカーでも講習が受けられる
- 自分の生活圏内の慣れた道路で練習ができる
- インストラクター用の補助ブレーキがあるので安心(マイカーにも設置可能)
教習所に通うのが大変な人や運転できるようになりたいルートが決まっている人、マイカーを持っている人などは、出張型のペーパードライバー講習は効率的で良いのではないでしょうか。
受けた時間(コース)と料金
以下は私が利用したスクールの料金の一例ですが、この他にも豊富なコースが用意されていました。
■ 基本料金
2時間:14,300円
3時間:18,150円
4時間:22,000円
上述していますが、私はすでに教習所でも5時間ほど講習を受けているため、出張講習はとりあえず1日だけにすることに。
2時間だとちょっと物足りないかなと思ったので、3時間受けることにしました。
なので、かかった料金はこちら↓
1時間あたりのコストは、
になりますね。
他のスクールもいろいろ調べてみたのですが、首都圏だと相場はだいたい6,000円~7,000円/1h くらいかなという印象です。
また、出張可能エリアは各スクールによって異なりますが、
- 出張無料エリア:
〇〇市、〇〇市、〇〇市、〇〇市 - 出張料1,000円エリア:
△△市、△△市、△△市、△△市 - 出張料2,000円エリア:
□□市、□□市、□□市、□□市
といったように、無料で出張可能なエリア以外には、出張料金を設定しているスクールが多いです。
ちなみに今回私が利用したスクールでは、私の住んでいる市は出張料がかかるエリアだったので、私は無料エリアまで電車で行って駅で待ち合わせることにしました。
出張ペーパードライバー講習の体験談
予定時間に待ち合わせの駅に行くと、すでにインストラクターさんが教習車で待ってくれていました。
あらかじめメールで車種とナンバーを知らされていたので迷うことはなかったです。
車内の操作方法の説明
ライトやワイパー、エアコンの付け方など、基本中の基本から説明してくれました。
片側1車線の道路を運転、右左折の練習
まず最初に基本的な走行を見てもらいました。
車庫入れの練習
商業施設の駐車場で、バックでの車庫入れを何度も練習しました。
セルフガソリンスタンドでの給油方法
ガソスタで給油する一連の流れを教えてもらいました。
片側2車線道路での車線変更
交通量の多い片側2車線の道路に出て、車線変更の練習を行いました。
講習終了
待ち合わせの駅に戻り、フィードバックを受けて終了。
予約したときに、
- すでに教習所で何度かペーパードライバー講習を受けた
- 駐車の練習をたくさんしたい
- ガソスタでの給油方法を教えてほしい
ということを伝えていたので、それを踏まえたうえで講習を展開してくれました。
車内の操作方法の説明
まずは車内の各パーツの説明を1つずつ丁寧にしてくれました。
- ライトの種類や付け方
- エアコンの操作
- ワイパーの操作
- 窓の開閉方法
- ドアのロック など
運転に慣れている人からしたら超基本的なことでも、ドペーパーには分からないことだらけですよね?…ね?
実際こういう車の操作って自動車学校ではほとんど教えてもらわなかったですし。
でも、これらは車を運転するにあたって知っておかないと困るのでしっかり把握しておきたいところ。
今回の講習でインストラクターさんが詳しく説明してくれたので、とても助かりました。
車によってボタンの場所や標示方法などは多少違いますが、基本を押さえておけば焦ることはないはずです。
片側1車線の道路を運転、右左折の練習
一通り説明をしてもらったので、いよいよ運転することに。
まずは一般的な道路で左回りを3周ほど行い、そのあと右折も含めて市内を走行しました。
ここでは「すでに教習所でやっていただけあって、安定していますね◎」との評価をいただいたので、教習所での練習の成果がちゃんと出ていたということですね!
ある程度走ったら、「もう少し路上走りますか?それとも駐車の練習しますか?」と、こちらの希望を聞いてくれました。
右左折含め路上走行は教習所でもそれなりにやってきたので、苦手な車庫入れの練習に時間を注ぐことにしました。
車庫入れの練習
さっそく近くにある商業施設の屋上駐車場に行ってバックでの車庫入れの練習です!
やっぱり平日の商業施設の屋上駐車場はガラガラなので、初心者の車庫入れ練習に最適ですね。
まずは他の車が全然停まっていない、広々としたところで練習スタート。
相変わらず駐車はうまくできなかったのですが、ホワイトボードに描いて説明してくれたり、説明しながら実際に見せてくれたり、分かりやすく指導してくれました。
何度かやっているうちに最初よりはできるようになってきたので、次に少し車が停まっているエリアに移動して、実際に停まっている車の隣や柱が立っているところの隣のスペースなど、日常生活をイメージしてさらに練習を繰り返しました。
最初はコツが全然つかめなかったのですが、何度もやっているうちに少しコツがつかめてきたような気がします。
そんなこんなで気付けば開始から1時間半ほど経っていたので、いったん休憩することに。
その後も何度か練習をし、最初よりだいぶ慣れてきたので、ここで車庫入れの練習は終わりにすることにしました。
セルフガソリンスタンドでの給油方法
続いてやってきたのはガソリンスタンド。
給油方法も自動車学校では教えてくれないので、こういう実用的な内容も教習に含められる出張型のペーパードライバー講習はいいですよね。
給油口の開け方から給油機のタッチパネルの操作、実際に給油をしてレシートを取るところまで、すべての工程を教えてもらいながらやってみました。
給油口の開閉ができて油の種類(レギュラーとかハイオクとか)を間違えなければ、基本的にはタッチパネルの案内に沿って操作していけばいいので今後は1人でもできそうです。
片側2車線道路での車線変更
さて、ガソリンを満タンにしたところで、今度は片側2車線の大きめの道路にやってきました。
私が最も恐怖を感じる車線変更の練習です。
片側2車線の道路は基本的に大きい道路なので、制限速度は60kmのところが多いですが、そういう自分の車も他の車もスピードが出ている状況で、まわりを見ながら車線変更をするのは私にとってはかなり難易度が高い!
ミラーに映る後続車の距離感や向かってくるスピード感がつかめないので、「後ろから車が来たらどうしよう…」と恐怖心が勝ってなかなか変更できません。
それでもインストラクターさんがミラーに映っている車の距離感などを何度も説明してくれたので、最初よりかは「今いけそうかも…!」という判断が自分でできるようになった気がします。
…でもやっぱり1人ではまだ怖いので、車線変更が必要な道路を走るのはもう少し慣れて余裕ができてきてからでもいいかなと思いました。
駅前に戻り講習終了
時間が迫ってきたので、最初に待ち合わせた駅に戻ってきて講習は無事終了しました。
最後にイントラさんからフィードバックです。
講習中もその都度アドバイスや指摘はしてくれていましたが、改めて気づいた点やこうした方がいい点などを詳しく伝えてくれて、あとは各項目ごとに評価やアドバイスなどを書いた紙も渡してくれました。
充実した3時間で、あっという間だった!
出張ペーパードライバー講習の良かった点
- 懇切丁寧に教えてくれる
- 実用的な内容も指導してもらえる
- 教習時間いっぱいを有意義に使える
受講するまでは「民間がやっている出張型のペーパードライバー講習って実際どうなんだろう…」と、少しだけ懐疑的だったのですが(…すみません)、思った以上に教習マニュアルがしっかりしていたので良い意味で驚きました。
私が今回お世話になったところでは、オリジナルの教習資料やホワイトボードなど、指導の仕方にも工夫がされていて良かったです。
そして何より、自分の苦手なところを重点的に練習したり、やりたい内容をリクエストできたりする講習内容の柔軟さも出張講習のメリットですね。
あとは、教習所だと1時限:50分で実質の運転時間は40〜45分くらいになるので少し物足りない感じがあったのですが、出張講習は休憩は取りつつも時間いっぱいを使って練習することができたので、かなりやった感がありました!(1日に3時間だったっていうのもあると思いますが。)
受けた感想
結論から言うと、
めっちゃ良かった!
です。
1日3時間のみでしたが、やりたかった内容をしっかり盛り込んでもらって、かなり満足感のある講習でした。
そして何より、前までは「1人で運転するなんて不安すぎて無理!」としか思えませんでしたが、今回の講習を受けて、「まずはシンプルな道路から1人で運転してみようかな」と思えるようになりました。
私の場合は、1人で運転にトライすることへの恐怖心が、ペーパードライバー脱出を妨げる1番の原因になっていると思うので、「1人でもやってみよう」といった前向きな気持ちになれたのはとても大きな収穫です。
混んでいる大きい道路や狭い道路などは、段階を踏んでもう少し慣れてきてから運転してみるとして、まずは運転できそうな道路を走ってみることから始めようと思いました。
この熱が冷めないうちに、今後はカーシェアを利用してコツコツ練習をしていくつもりです。