佐賀県玄海町にある浜野浦の棚田は、田植え期の水を張った水田に夕日が反射する光景がとてもきれいで有名ですよね。
私も初めて写真で見た時に、

きれい!見に行きたい!
と思ったので、実際に行ってみることにしました。
下調べしてみると何やら行きにくい場所にあるみたいで、車で行くのがおすすめという情報がちらほら。
でもどうしてもバスで行きたかった私。…何せドペーパーなもので。
交通手段を調べた結果、無事に路線バスで行ってくることができたので、ここでは実際に私が浜野浦の棚田に行った時のアクセス方法や詳しい行き方について、具体的に説明していきます!
ちなみに浜野浦の棚田は恋人の聖地として指定されているようで、やっぱりカップルがそこそこいましたが、私は女1人で気にせず堂々と棚田の景色を楽しんできました…!
浜野浦の棚田の場所やバスで行く流れ
浜野浦の棚田は佐賀県玄海町の西側に位置しています。
玄海町は唐津市に囲まれている小さな町ですね。
おおまかな位置関係はこんな感じ。
唐津から利用するのは「昭和バス」という路線バスで、昭和バスは主に唐津市内を走っている地元のバス会社です。
その「有浦線」が、浜野浦の棚田まで運行しています。
ざっくりとした移動イメージはこんな感じです。
唐津市を出発して途中で一度バスを乗り継ぎ、そこから目的地の浜野浦の棚田に向かうといったイメージですね。
もう少し具体的に書くとこういう流れになります。
- 唐津駅から唐津バスセンター(大手口)まで歩く
- バスセンターから「金の手〔まいづる9玄海店〕」行きのバスに乗る
- バス停「金の手[まいづる9玄海店]」で降りる
- 「玄海エネルギーパーク」行きのバスに乗り換える
- 「浜野浦(の棚田)」で降りる
- 少し歩いて到着
実際に私が行った時のバスでの具体的なアクセス方法
GW明けに私が実際に利用したバスでの行き方を、段階ごとに詳しく説明していきます。
唐津駅から唐津バスセンター(大手口)まで歩いて行く
バスは駅から少し歩いたところにある唐津バスセンターから発車します。
唐津駅前からは発車しないので気を付けて下さい!
唐津駅北口から北の方向に進んでいくと、10分もしないで「唐津バスセンター」という大きなビルが見えてきますよ。
このビルの中にバスターミナルがあって、バスが来るのを待っているお客さん達がいます。
中に入ると目の前奥にすぐバス乗り場が見えました。
明るくて開放的な雰囲気!
左から1番のりば、2番のりば、3番のりばと3つの乗り場があります。
ちなみにここのバス停名は「大手口」といって、「唐津バスセンター」という名前ではないんです!
ちょっと注意しておきましょう。
バスセンターから「金の手[まいづる9玄海店]」行きのバスに乗る
浜野浦の棚田方面に行く有浦線のバスは、2番のりばから発車します。
まずは乗り換え地点である「金の手[まいづる9玄海店]」行きですね。
バスが到着したら、さっそく乗り込みましょう!
ちなみにバス車内では交通系ICカードが使えました。
細かい現金を出す必要がないので便利でいいですね。
「金の手[まいづる9玄海店]」で乗り換える
終点の「金の手[まいづる9玄海店]」に着いたら下車します。
まいづる9玄海店というのはスーパーマーケットのことで、バス停はそのスーパーの駐車場の一角にありますよ。
屋根とベンチが設置されていて、結構きれいに整備されているバス停ですね。
ちなみに「金の手」は「かねのて」って読むんですが、私はずっと「きんのて」だと思ってました…。
降りたバス停と全く同じ場所から乗り換えるバスが発車します。(ここで乗り換える意味…?)
次に乗るのは「玄海エネルギーパーク」行きのバスです。
乗り継ぐバスはわりとすぐ来るので、降りたらそのままバス停で待っていましょう。
バス停「浜野浦(の棚田)」で降りる
いよいよ目的地に近づいてきました。
「浜野浦(の棚田)」というバス停で降りますよ。
最初に乗った唐津バスセンター(大手口)から、だいたい50分くらいで到着しました。
降りた直後に撮った、私を下ろして去っていくバスの写真です。⬇
ちなみに乗車案内などでは「浜野浦」がバス停名になっていますが、実際の停留所では「浜野浦の棚田」というバス停名で表記されています。
「浜野浦」も「浜野浦の棚田」も同じバス停のことです。
ちょっとややこしいですね。
さて、バスを降りたら棚田まではもうすぐです!
というかバスで少し過ぎ去るので、来た道を戻ります。
少し歩くと5分もしないで道路の右側下の方に展望台が見えてきますよ!
ピークのGWを避けてその次の週に行ってきたからか、人はまばらでしたね。
時間的にもまだ夕暮れ前の明るい時間帯だったからか、いい写真を撮るために三脚を立てて準備をしているおじさんが数人と、カップルや家族連れが何組かいたくらいでした。
展望台付近には、車で来た人用の駐車場とトイレ、ちょっとした飲食店が何軒かありましたが、他には何にもありません。
本当に浜野浦の棚田のきれいな景色を楽しむためのスポットなんですね!
夕暮れまでいるなら帰りはタクシーです
路線バスは本数がとても少なく、最終のバスの時間もかなり早いです。
浜野浦の棚田で降りた時に反対側のバス停の時刻表をちょっと見てみたのですが、ご覧の通り、本数がとっても少ない…!
乗り換え地点の金の手行きのバスは1日3本しかないみたいですね。
ということで、夕日が沈んで夜になるまで浜野浦の棚田にいるとなると、帰りはタクシーしかありません。
浜野浦の棚田から唐津駅前までタクシーで帰ったとして、かかる時間と料金の目安です。
料金:約5,000円
タクシー代、痛いですが他に手段がないので仕方ありませんね!
ここは割り切りましょう。
ちなみに私は4,720円かかりました。
浜野浦の棚田にバスで行く際の注意点
実際に行ってみて感じた注意点です。
帰りのタクシーは予約していた方が安心
心配性の私は事前に帰りの足も用意しておこうと思って、浜野浦の棚田に行く前にタクシーの予約をしたのですが、最初に電話したタクシー会社には予約がいっぱいで断られてしまいました。
その時に、「タクシーに乗りたい時にまた電話してもらって、もしその時に車に空きがあれば向かいますよ。」と言ってくれたのですが、もしその時もいっぱいだったら来てもらえず途方に暮れることになりそうだったので、他を探すことに。
浜野浦の棚田の周辺には何もないので時間を潰すのも大変です。
すぐには来てもらえないということもあるかもしれないので、念のため予約しておくと安心ですね。
ちなみに私はそのあとに別のタクシー会社に電話してみたら、無事予約できました!
来てくれたタクシーの運転手さんが穏やかで優しい方で、帰りの道中は話しながら帰ったのも良い思い出です。
こういった一期一会も旅の醍醐味ですね。
日が沈むと結構寒いので上着を用意
浜野浦の棚田の見頃は田植え前の5月上旬です。
私はゴールデンウィークを避けて5月中旬に行ってきたのですが、それでも夜はまだ結構冷えました。
日中は日が出ていればそれなりに暑いのですが、夕方になるにつれて気温は思っていた以上に下がってきます。
風が出てくるとかなり寒いです。
寒がりの私はパーカー+長袖Tシャツでも寒かったですよ。
お昼のうちは荷物になるし上着なんて…と思うんですが、やっぱり上着は必須です!
できればウインドブレーカーなどの風を通さない羽織りがおすすめですね。
本当に思っていたより寒かったので、肌は出さない方がいいですよ。
浜野浦の棚田は期待通りの絶景!?
こんな感じで苦労して(?)路線バスで浜野浦の棚田まで行ったものの、私は天気に恵まれず、夕日が反射したきれいな棚田を見ることはできませんでした…。
でも、棚田のバックに海が見える光景や、きれいに整備された棚田はとても素敵でしたよ。
夕日がきれいに出ている時に見れたら本当に美しい光景なんだろうなと思います。
ちなみに私が浜野浦の棚田を知るキッカケになった本がこちら。
日本を含めた世界の絶景写真が載っていて、見るだけでかなりワクワクします。
あとは日本編もあるみたいです。
またいつかリベンジしに行って、次こそは写真で見るような絶景をこの目で見たいですね!
浜野浦の棚田への路線バスでの行き方について、参考になったら幸いです。
あとは唐津城の観光もおすすめなのでぜひ行ってみて下さい!